日々のお料理に欠かせない卵。そのパッケージである卵パック、みなさんはどのように処分していますか?
リサイクルできるの?
スーパーで回収してくれるところはあるの?
と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、卵パックの処理について、スーパーでの回収事情やリサイクルの現状を詳しく解説していきます。
- 卵パックのリサイクルは、素材の種類や不純物の混入によって複雑
- スーパーでの回収状況は店舗によって異なる
- リサイクルの現状と課題
卵パックはリサイクルできる?
結論から言うと、卵パックはリサイクル可能です。
しかし、いくつかの注意点があります。
- 素材の種類: 卵パックは、必ずしもペットボトルと同じ素材で作られているわけではありません。塩化ビニルなど、他のプラスチック素材で作られている場合もあります。
- 不純物の混入: 商品名表示用の紙や接着剤が付着していることが多く、これらが不純物となってリサイクルを妨げる場合があります。
これらの理由から、卵パックのリサイクルは、他のプラスチック製品に比べて複雑で、手間がかかる作業となっています。
卵パックはペットボトルのようにスーパーの資源回収ボックスで簡単に回収できないのは素材がいろいろ、不純物が混入する事があるということから簡単にはできないんですね。
スーパーでの回収事情
スーパーによっては、卵パックを回収しているところもあります。
- コープ: 透明な生たまごのパックを回収しています。宅配の場合はそのまま、お店ではラベルを剥がして回収します。
- おうちCO-OP: 「CO・OPたまご(M、L)」と「CO・OP味菜卵」の卵パックを回収しています。
しかし、すべてのスーパーで卵パックの回収を行っているわけではありません。また、回収できる卵パックの種類や、回収方法も店舗によって異なります。
生協の宅配で買った卵のパックに関しては回収します。というスタンスです。他のスーパーで買ったものは出しにくいです^^;
マックスバリュ、イオン: プラスチックの卵パックは回収されていません。
食品トレー、紙パック、アルミ缶、ペットボトルなどのリサイクル資源ごみは回収ボックスがありポイントを貯める事ができます。
卵パックを捨てる方法
卵パックはほとんどのスーパーで回収をしていないので地域のごみ処理の方法に従って捨てることになります。
私の住んでいる地域の資源回収に関する説明ではプラスチックごみとして出してくださいということです。
(ピンクのゴミ袋というのはプラごみの袋のことです)
※卵パックの店頭での回収はありません。プラスチック製容器包装(ピンクのごみ袋)で出してください。
リサイクルの現状
回収された卵パックは、以下の様な工程を経てリサイクルされます。
- 選別: 手作業で、他のゴミや不純物を取り除きます。
- 粉砕: 細かく砕いて、フレーク状にします。
- 溶解: 熱を加えて溶かし、新しい製品の原料にします。
しかし、前述したように、卵パックには不純物が多く含まれているため、この選別作業に多くの手間と時間がかかります。
まとめ:卵パックのスーパーでの回収事情とリサイクルの現状
卵パックもペットボトルのように簡単に回収できてリサイクルできるようになるといいですよね!
卵パックの処理は、リサイクルの観点から見ると、まだまだ課題が多いのが現状です。スーパーでの回収状況も、店舗によって大きく異なり、消費者にとってはわかりにくい状況です。
卵パックを捨てる際は、以下の点に注意しましょう。
- 地域のゴミの分別ルールを確認する: お住まいの地域のゴミの分別ルールに従って、卵パックを処分しましょう。
- スーパーの回収状況を確認する: 利用しているスーパーで、卵パックの回収を行っているか確認しましょう。
- 可能な限り、不純物を除去する: 卵パックから、紙や接着剤などの不純物をできる限り取り除きましょう。
私たち消費者一人ひとりが、リサイクルについて意識し、正しい方法でゴミを捨てることが、より良い環境づくりにつながります。
この記事は、一般的な情報に基づいて作成されたものです。
具体的な回収方法やルールについては、お住まいの地域の自治体や、利用しているスーパーにお問い合わせください。